阿保神社
花天井・修復保存事業について
花天井・修復保存事業について
阿保神社の拝殿の天井には48枚もの見事な花卉図の天井絵が置かれています。
作成された年代や作者は不明で、花の名前も不明なものがありますが四季折々の樹木や草花がいきいきと描かれた素晴らしいものです。
しかし、このまま放置してしまうと着実に劣化して行きます。
今すでに「待ったなし!」の状況です。
その為に、この天井絵を修復して保存する事業をスタートさせたいと考えています。
阿保神社の拝殿に置かれている花天井
謎解きを進める!!
数ヶ月前より、この阿保神社の拝殿の天井に描かれた天井絵の植物名を推定する作業を進めてまいりました。
一目見て明らかに名前が推測できるものもあれば、見たこともない全く予想すらも難しいものもありました。そのため、ある程度までは進んだところでこの作業はとうとう行き詰まってしまいました。
特に、この天井絵が作製された年代や作者名、またはその経緯など何もわからないため、この天井絵そのもの以外に全く傍証に乏しかったからです。
しかし、ある時偶然にも植物に関する専門家の先生に出会うことになりました。その先生の嬉しいご好意により、この謎解きは一気に進展を見せたのです。
実際に、この天井絵の中にはかなり不鮮明なものも多く、またこの天井絵はあくまでかつての誰かが描いた作品であり、植物そのものではないため、いくら専門家であっても、その植物名の同定作業にはかなりの時間を強いられたそうです。
しかし、先生からのご助言が、まるで神様からの贈り物のように非常に適切であったことから、今のところこの48枚の植物名の同定作業が一応の完成を見せております。
もっとも、これは確定というよりは、今の情報から得られる最も確からしい推定となりますため、もちろんこれ以外の可能性も残されていると考えております。
改めまして、植物名の同定作業に関するご助言をいただいた先生には、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
尚、このご助言をいただいた先生は、
久山敦先生です。
久山敦先生は、現在、咲くやこの花館の名誉館長をされています。
先生は、かつて兵庫県立淡路ファームパークの施設の設計、導入、管理を手掛けられ、また1990年大阪で開催された花の万博の咲くやこの花館の設計や植物の栽培指導にも携わってこられた植物の専門家でいらっしゃいます。
今までに51カ国の植物調査を行ったと伺っており、また著者も多数あります。
その著書(共著)は
『ヨーロッパ花の旅』 創文社
『花図鑑 球根+宿根草』草土出版
『ヒマラヤの青いケシ』(花の絵本)東方出版
となります。
花天井・修復保存事業にご賛同頂ける方へ
ご奉賛金のご協力頂ける方は、下記よりご奉賛いただけます。
この花天井・修復保存事業の奉賛金にご協力をいただきますようお願いいたします。
奉賛金内容
法人団体・個人の方
1口1,000円から
今後の経過報告をさせていただきます。
奉賛金ボックス
1口1円から
お祭りや、お正月の際には境内に奉賛金ボックスを設置いたします。
阿保神社社務所
大阪府松原市阿保5-4-19
072-331-6153
銀行振込
ゆうちょ銀行 口座番号 00910-0-239050
赤色振込用紙(手数料当社負担)を郵送いたしますので、下記よりお問い合わせください。