阿保親王社例祭を斎行しました。
本日令和5年10月22日、
阿保親王社の例祭を斎行いたしました。
阿保親王社の御祭神の阿保親王様は、
承和九年十月二十二日にご薨去されたと記されているためです。
親王様は、太宰府より帰還された後、
この阿保の地に広大な邸宅を建ててお住まいになられました。
その際、灌漑の政策を行われたことで、この地が豊かになったと言われています。
また、その性格は謙譲にて、文武に秀でていたとされます。つまり、その後に氏神様として祀られるほど、とても人徳のある素晴らしい方であったと思われます。
これまでは、歴史の表舞台にて活躍されたことはあまり知られてなかったかもしれませんが、
約1200年の時代を経て、これから御祭神の阿保親王のことを多くの皆様に知っていただきたいと考えております。
阿保親王は、正妃の伊都内親王との間には五男の在原業平がいて、在原業平は平安時代を代表する歌人であり、六歌仙の一人でもあります。
その業平は、歌物語・『伊勢物語』の主人公ともされ、古今和歌集にもたくさんの和歌が残される歌人です。
これから特に、阿保神社に由縁の深い、
阿保親王様、在原業平公のことに関しても、
色々と発信をしていきたいと考えております。
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